「玲央も言ってたけど、あそこにはまともに料理作れるやつがいないんだよ」
「え……」
「だから、メグが作ってくれんなら食うよ。昨日のすげーうまかったし」
湊斗が整った顔をふっと緩ませ笑ってるもんだから、ドキリとした。
あまりにも無防備なその笑みに、少しだけ顔が熱くなる。
そんなにあたしの料理、気に入ってくれたのか。
ていうか、それまでワケあり荘のみんなはどのような食生活を過ごしてきたのか……。
ああ、イケメン達のあのスラリとした体型から、あまり栄養が摂れてないと考えることができる。
きっとスーパーで安くなった惣菜とか、お弁当とかそんなのを買って過ごしてきたんじゃないだろうか。
挙げ句の果てには、ドッグフードにまで手を出してしまって……。
「ダメだよそれは!そうめんのエサなんだから!!」
「急にどうした」



