「す、すいません!!」
あたしは真守と同様に、その人に駆け寄って謝った。
倒れた男は、起き上がる拍子にサングラスもニット帽も外れてしまっていた。
……うわぁっ。
開けっ放しの玄関から差し込む夕日の光で、キラキラと輝くキレイな金髪。
サングラスの下に隠れていた瞳は、美青年を思わせるような鋭い瞳だった。
……って、見惚れてる場合じゃない!
「あの、大丈夫ですか?」
「……うぜぇ……」
……え?
その美しい顔立ちとは不似合いな言葉が、耳に届く。
「どけろ。邪魔だ」
吸い込まれるようなアーモンド型の瞳は、あたしをキツく睨んでいた。
思わずあたしは彼から離れる。
男は体を起こすと、落ちたグラサンとニット帽を拾い、あたしを見たあと、都築湊斗に向かってぶやいた。
「……湊斗。誰だこいつ?お前の女か?」
……え?



