次の日サクラさんが
｢ねぇねぇこの辺りの事まだ知らないでしょ？お散歩ついでに案内してあげる！｣
と言い私の返事を聞く様子もなく外に連れ出された
｢ユナ！あれ見て！｣
と指差したのはとても遠い場所にある大きな黒いお城だった
｢ねぇユナって本当のお母さんにあいたい？｣
私はサクラさんの方を向き静かに
｢別に…｣
と言っていたサクラさんは寂しそうに
｢そっか…｣
と消え入りそうな声で言った
すると突然
｢おーーーい！そこの二人どいてどいてどいてーー！｣
と女の子がほうきに乗りながら勢いよく飛んできた
とっさに私はその場にしゃがんだでもサクラさんは
ドーーーン！という音と共に女の子とぶつかっていた
｢いったーーーーい！｣
と女の子は言ったサクラさんはケガは無さそうだったでも女の子は