「おーれーもーいーるーんーだーけーどー!」
なんか言っているひろは置いといて。
呼んどいてモジモジしている桜さん
こうやって見ると桜さんってすごく整った顔してますね。
ひろのやつ顔だけはいいので並んでると美男美女というやつですかね!
スタイルもいいですし、性格も今のところはすごく優しそうで。
こんな方がなぜ有村に構うのでしょう…
有村は輝いてる方が苦手です…
言うならば、有村は影で。桜さんは光。です
「わ、わたしと親友になってくだひゃい!!!」
「
……………え?」
この方はアホなんですか?
親友って一日でなれるものなんですか?
有村が知らなかっただけですか?
いえ。絶対に桜さんはアホですね。
「だめ…かな?」
「いや、だめというか…」
「じゃあいいってこと!?
やったー!」
「え、いや、あの…」
「これからわたしとゆきちゃんは親友だよ!」
「えっと…」
「いいね?」
「いや…」
「い、い、よ、ね?」
「へい…」
「じゃあ…
改めまして私、桜 陽です!」
あれ、桜さんってこんな強制するような方でしたっけ…
わたしが知っているというか今日話していた桜さんはもっとおっとりしていて優しい雰囲気の…
今は少し怖いかんじがします…
逆らってはいけないような雰囲気がすごい…
「なにかな??なにかついてる?」
「い、いえ!なにも!」
「そっかー
じゃあこれから親友としてよろしくね!ゆきちゃん!」
もうこれは諦めるしかないようですね…
有村腹くくります!!
「あ、有村ゆきです…
お願いします…です…」
「敬語禁止」
「あ、はい…」
「ゆきちゃん?聞いてた?」
「あっ…」
「ふふふー」
「う、うん!聞いてま………聞…いてたよ!」
「じゃあよろしくの握手!」
わたくし有村は今日初めて喋ったとっても恐ろしい…
「ゆーきちゃん?」
すみません…
とっても優しい親友ができたのでした…。
というか心の声バレてます…
益々怖いです…