詐欺師を本気にしてやります‼




「…ここは?」

「俺んち」

「鍵だしたところからそうじゃないかなと思ってました。お邪魔します」

「あ、入るんだ…」


扉開けたのに入らないなんて
おかしいと思うのですが…


「それで、有村はなにをしたら?」

「…お前さー」

「…はい?」


なぜそんなに嫌な顔をするのですか…

あなたにそんな顔されるのは少し悲しくなります。

なぜ悲しくなるのかはわたしもわからないのですが


「俺が男だってわかってる?」

「それぐらいわかりますけど」

「…来いよ」

「わわっ」

「お礼。してくれんだろ?」

「えっと…」


なぜこんなことに?

急に機嫌悪くなったと思ったら
腕ひっぱられて
ソファに倒されて、上には…


「なんでもしてくれんの?」

「それはもちろんです」

「はぁ…わかってねーな」

「なんなん…」


ですかと聞きたかったのに
顔が近くて…


「こおゆうことでも?」

「え?」


さらに顔を近づけてきて…

これって夢とおんなじ。


なんでか嫌じゃなくてそれを受け入れようとしたわたしに…


「ばかか」

「えっ…いたい!!」

「ガキなんか相手にしねーよ」

「なっ!あなたならいいと思ったわたしがばかでした!!
でこぴんすることないじゃないですか!」

「…」


なんですか?黙秘ですか?
もー、むかつきます!!


「…いまなんつった?」

「耳悪いんですか?
でこぴんすることないじゃないですかって言いました」

「そこじゃねーよ」

「あなたならいいと…思った…わたしが…」


わわわわわたしはなんてことを!!
こんな気持ち悪い発言


「くっ…」

「ごっごめんなさ「ぷっははは!!」

「え…」


笑ってる。
なんで笑っているのかわからないけど

また自然な笑顔で笑ってくれた。

それだけでポカポカした気持ちになる


「はー、笑った笑った」

「笑いすぎですよ」

「ん?」

「…急にこっちを見ないでください…」


やっぱり変だ。
この人といると有村おかしくなってる

いまだって、笑顔でこっち向かれてかわいいと思っちゃったし

男のひとでかわいいのはちっちゃい子だけなはず…


「ゆーき」

「はひ!?」

「悪かった。こんなことして」


そう言ってわたしの上からどいて
わたしを起こしてくれた


悪い人ではないとおもう。
詐欺師だけど!


「…怒った?」


かわいい。少しシュンとしてる


だめだ!かわいい!!!


「怒ったって言ったらどうしますか?」

「嫌われるのはやだなー」


なんなんですかこの生命体は!!

かわいすぎなんですけど!
ニヤニヤしちゃいます


「怒りませんよ」

「よかったー」


そろそろ鼻血がでそうです…

有村は変態だったようです。


「それで有村はなにをした「まって」

「まず、俺に自己紹介させてよ」

「あ、そういえば名前…」

「双海」

「双海?」

「お前になら下の名前で呼ばれてもいいな」

「…反則です」

「ん?なんか言ったか?」

「…いえ」


一々、心臓に悪いですね双海さん

かわいすぎるんです。


「名字は? 」

「双海でいい。ついでに敬語もやめろ」

「それは無理ですよ…何歳年上なんですか…」

「ゆき何歳?」

「16ですが高2です!」

「9歳上だよ」