奴の名前は、マシロ。通称シロ。 シロは隣の家に住んでいて小さい頃からずっと一緒にいる、いわゆる幼馴染だ。 茶色いふわふわな髪に白い肌。ひょろひょろとした細い体に整った顔立ち、 シロは女子にモテる。 こんなもやしのどこがいいのかわからないけど、幼馴染の私がシロのせいで女子から嫌がらせをうけるから迷惑なんだよね。 「ユキー、ユキ…ユキ?」 ずっとシロを無視していると、シロは私の顔をのぞきながら名前を呼んできた。 うるうるとしたまんまるな目でみてくるから、自分が悪者になった気分だ。