半ばポーっとした気持ちでいたけど、車が停車して周りを見ればそこはプレシャスの駐車場だった。
安藤さんはエンジンを停めてシートベルトを外すと、「行きましょう」と私に声をかけて運転席から降りた。
そして外へ出ると、助手席から降りた私の手を取りお店の入り口ではなく奥へと歩き出し私を誘導した。
「お店じゃないんですか?」
私の問いにちょっと困ったような顔を見せた安藤さん。
「はい、今日は定休日なので」
「・・ああ、そうでしたね」
「っていうのは口実です」
そう言って裏口のドアのカギを開けると、私に入るように促した。
そして中に入るとすぐそばに立つ安藤さんが「佐野さん」と呼んだので「はい」と返事をして振り返った。
安藤さんが優しい瞳で見つめてくる。
その眼差しに吸い寄せられて、見つめ合い時が経過する。
すると安藤さんが右手を伸ばし私の左肩の手を掛け、そのまま自分の方へと引き寄せた。
そのまま腕の中に包まれる。
私も自然と安藤さんの胸元へ顔を寄せると、私の頭に安藤さんは顔を寄せてきた。
「やっと抱きしめることができました」
「え?」
「さっきは外だったので、いい大人だから我慢しました」
「・・・・・」
さっき?と何のことか考えて車に乗る前のことを思い出し、可笑しくなって『フフッ』と笑ってしまった。
安藤さんの腕の中から少し身を離して顔を見上げる。
「安藤さんって時々凄いこと言いますよね?」
「ん~、そうですか?」
「はい」
返事をすると、安藤さんも同じように笑った。
「でも本当のことなんで、仕方がありません」
意に介していない安藤さんを見て私もまた笑顔になる。
そんな私の顔を見た安藤さんがそっとささやいた。
「好きです」
甘い声が降りてきて、その唇がゆっくりと重なった。
安藤さんはエンジンを停めてシートベルトを外すと、「行きましょう」と私に声をかけて運転席から降りた。
そして外へ出ると、助手席から降りた私の手を取りお店の入り口ではなく奥へと歩き出し私を誘導した。
「お店じゃないんですか?」
私の問いにちょっと困ったような顔を見せた安藤さん。
「はい、今日は定休日なので」
「・・ああ、そうでしたね」
「っていうのは口実です」
そう言って裏口のドアのカギを開けると、私に入るように促した。
そして中に入るとすぐそばに立つ安藤さんが「佐野さん」と呼んだので「はい」と返事をして振り返った。
安藤さんが優しい瞳で見つめてくる。
その眼差しに吸い寄せられて、見つめ合い時が経過する。
すると安藤さんが右手を伸ばし私の左肩の手を掛け、そのまま自分の方へと引き寄せた。
そのまま腕の中に包まれる。
私も自然と安藤さんの胸元へ顔を寄せると、私の頭に安藤さんは顔を寄せてきた。
「やっと抱きしめることができました」
「え?」
「さっきは外だったので、いい大人だから我慢しました」
「・・・・・」
さっき?と何のことか考えて車に乗る前のことを思い出し、可笑しくなって『フフッ』と笑ってしまった。
安藤さんの腕の中から少し身を離して顔を見上げる。
「安藤さんって時々凄いこと言いますよね?」
「ん~、そうですか?」
「はい」
返事をすると、安藤さんも同じように笑った。
「でも本当のことなんで、仕方がありません」
意に介していない安藤さんを見て私もまた笑顔になる。
そんな私の顔を見た安藤さんがそっとささやいた。
「好きです」
甘い声が降りてきて、その唇がゆっくりと重なった。



