樹里ちゃんがあとで航太くんにプンプンと怒っても可愛いのだろうな。
航太くんはどうやってなだめてあげるのだろう?
そんなことを考えるとつい微笑んでしまうけど、すぐに『あ~あ・・私は・・・』とまた落胆してしまう。
このやり場のない気持ちに虚しくなり、コーヒーカップの底に残るコーヒーを見つめてうな垂れた。
そこへ樹里ちゃんの一声がかかる。
「茉優さん、何か食べますか?」
「あ、うん。じゃあエビグラタンにしようかな」
メニューを見なくとも全て頭にインプットされているので、今食べたいものを2・3種類選択してその中から選んで伝えた。
私のオーダーを聞いた樹里ちゃんは「はい!お待ちくださいね」と笑顔を見せてからカウンター内に入って行った。
エビグラタンを待っている間、店内の賑やかさの中からいつものように流れているはずのBGMを両手で頬杖を付きながら探る。
でも、聞こえないな。
華やぐ声も、人数が多いと喧騒に感じる。
瞳を閉じて息をハァと吐いたとこで、「お待たせしましたー」と樹里ちゃんがエビグラタンを運んできてくれた。
「ありがとう」
お礼を伝えて目の前に置かれたエビグラタンを眺める。
まだグツグツとホワイトソースが沸騰していて、少し焦げたチーズが美味しそうな香りを放つ。
スプーンでそのホワイトソースをすくって一口食べる。
その後チーズを絡めたマカロニを『フーフー』と少し冷ましてから口に入れた。
いつも食べている味、私の大好きな味。『・・・美味しい』と心でつぶやいてゆっくり味わう。
いつもと違う席で、いつもと違う店内の雰囲気。でも安藤さんのコーヒーもエビグラタンも変わらない美味しさ。
嬉しいようで寂しい気持ちが不思議に混ざり合う。
航太くんはどうやってなだめてあげるのだろう?
そんなことを考えるとつい微笑んでしまうけど、すぐに『あ~あ・・私は・・・』とまた落胆してしまう。
このやり場のない気持ちに虚しくなり、コーヒーカップの底に残るコーヒーを見つめてうな垂れた。
そこへ樹里ちゃんの一声がかかる。
「茉優さん、何か食べますか?」
「あ、うん。じゃあエビグラタンにしようかな」
メニューを見なくとも全て頭にインプットされているので、今食べたいものを2・3種類選択してその中から選んで伝えた。
私のオーダーを聞いた樹里ちゃんは「はい!お待ちくださいね」と笑顔を見せてからカウンター内に入って行った。
エビグラタンを待っている間、店内の賑やかさの中からいつものように流れているはずのBGMを両手で頬杖を付きながら探る。
でも、聞こえないな。
華やぐ声も、人数が多いと喧騒に感じる。
瞳を閉じて息をハァと吐いたとこで、「お待たせしましたー」と樹里ちゃんがエビグラタンを運んできてくれた。
「ありがとう」
お礼を伝えて目の前に置かれたエビグラタンを眺める。
まだグツグツとホワイトソースが沸騰していて、少し焦げたチーズが美味しそうな香りを放つ。
スプーンでそのホワイトソースをすくって一口食べる。
その後チーズを絡めたマカロニを『フーフー』と少し冷ましてから口に入れた。
いつも食べている味、私の大好きな味。『・・・美味しい』と心でつぶやいてゆっくり味わう。
いつもと違う席で、いつもと違う店内の雰囲気。でも安藤さんのコーヒーもエビグラタンも変わらない美味しさ。
嬉しいようで寂しい気持ちが不思議に混ざり合う。



