「はあ・・」
ちょっと弱気になってため息をつく。
昨日の宣言通り会社帰りにプレシャスに向かい、今お店前の横断歩道で信号待ちをしているところ。
今日は行くぞ!と心に決めて来たはずなのに、お店が近づいてくると共に気持ちが後ろ向きになってしまった。
そうして信号とにらめっこして立っていると、後ろから「茉~優さん!」と声を掛けられ、右肩をポンッと叩かれた。
驚いて振り返ればニコニコ笑顔の樹里ちゃんが手を振って立っている。
「あっ、樹里ちゃん」
「こんばんは~」
「こんばんは。あれ?お買い物?」
樹里ちゃんの姿を見ると、プレシャスのエプロンをしてスーパーの袋をさげている。
私の言葉に応えるように樹里ちゃんは、左手に持っている袋を掲げて見せた。
「オレンジとバナナの買い出しなんです。今日は切らしちゃったみたいで」
「お店は大丈夫なの?」
「はい、航くんもいますから」
「あーそうなんだ」
樹里ちゃんと航太くんは付き合っている。
『バイトで仲良くなって付き合うことになったんですよ』って、前に樹里ちゃんが嬉しそうに教えてくれた。
その時私にも彼氏はいるか聞いてきたから、「いないよ」と答えておいた。
好きな人はいるけどね、と心の中ではつぶやいて樹里ちゃんには笑顔でごまかした。
そんな会話をしている間に信号が青になった。
すると樹里ちゃんは私の左腕に自分の右腕を通して腕組みすると、「オーナーが茉優さんが来るのを待っているから行きましょう!」と私を引っ張り歩き出した。
ちょっと弱気になってため息をつく。
昨日の宣言通り会社帰りにプレシャスに向かい、今お店前の横断歩道で信号待ちをしているところ。
今日は行くぞ!と心に決めて来たはずなのに、お店が近づいてくると共に気持ちが後ろ向きになってしまった。
そうして信号とにらめっこして立っていると、後ろから「茉~優さん!」と声を掛けられ、右肩をポンッと叩かれた。
驚いて振り返ればニコニコ笑顔の樹里ちゃんが手を振って立っている。
「あっ、樹里ちゃん」
「こんばんは~」
「こんばんは。あれ?お買い物?」
樹里ちゃんの姿を見ると、プレシャスのエプロンをしてスーパーの袋をさげている。
私の言葉に応えるように樹里ちゃんは、左手に持っている袋を掲げて見せた。
「オレンジとバナナの買い出しなんです。今日は切らしちゃったみたいで」
「お店は大丈夫なの?」
「はい、航くんもいますから」
「あーそうなんだ」
樹里ちゃんと航太くんは付き合っている。
『バイトで仲良くなって付き合うことになったんですよ』って、前に樹里ちゃんが嬉しそうに教えてくれた。
その時私にも彼氏はいるか聞いてきたから、「いないよ」と答えておいた。
好きな人はいるけどね、と心の中ではつぶやいて樹里ちゃんには笑顔でごまかした。
そんな会話をしている間に信号が青になった。
すると樹里ちゃんは私の左腕に自分の右腕を通して腕組みすると、「オーナーが茉優さんが来るのを待っているから行きましょう!」と私を引っ張り歩き出した。



