笑顔で示してくれたのはカウンター席の中央で、安藤さんがいる目の前の席。
いつも私が座るのは左端の席だったから、コーヒーを淹れる安藤さんを盗み見し続けられていたのに。
こんな正面に座るなんて・・・。
何だか複雑な気持ちになる。
もし一人で来た時に中央の席にどうぞと言われたらそれはそれで嬉しいと思うけど、今は連れでもないのに隣には菊池くんがいる。
もう・・何なの?この状況。
私の感情など全く感じていない菊池くんは、安藤さんに言われた通り席に着くと私の方へ振り向いた。
「茉優!早く座れよ」
「・・・」
また名前を呼ばれて私の右眉がクイッと上がる。
ーもう!-
思いっきり舌打ちしたい衝動をなんとか抑えて渋々菊池くんの右隣の席についた。
そんな私の気持ちにまったく気付かない菊池くんは、カウンター上に置かれているメニューを眺めている。
「何にするかな~。茉優はどれ?」
「・・ブレンド」
「飯は?」
「ううん、まだいい」
そう、私はいつもコーヒーと食事のオーダーは別でしている。
まずは安藤さんの淹れてくれた美味しいコーヒーをゆっくり飲んでからご飯を食べる。
まあ本音を言ってしまえば、少しでも長い時間お店にいたいから。
安藤さんの近くにいたいから。
それなのに・・今日は安藤さんの目の前で菊池くんとのご飯なんて喉を通らない。
実際は食べれば通るのだろうけど、気持ち的に通らないということで。
本当はゆっくりと1人でいつものように安藤さんを眺めながらお茶したかったな。
もう!何で人の後つけてきたりするのよ!
腹立たしさで一杯になった。
いつも私が座るのは左端の席だったから、コーヒーを淹れる安藤さんを盗み見し続けられていたのに。
こんな正面に座るなんて・・・。
何だか複雑な気持ちになる。
もし一人で来た時に中央の席にどうぞと言われたらそれはそれで嬉しいと思うけど、今は連れでもないのに隣には菊池くんがいる。
もう・・何なの?この状況。
私の感情など全く感じていない菊池くんは、安藤さんに言われた通り席に着くと私の方へ振り向いた。
「茉優!早く座れよ」
「・・・」
また名前を呼ばれて私の右眉がクイッと上がる。
ーもう!-
思いっきり舌打ちしたい衝動をなんとか抑えて渋々菊池くんの右隣の席についた。
そんな私の気持ちにまったく気付かない菊池くんは、カウンター上に置かれているメニューを眺めている。
「何にするかな~。茉優はどれ?」
「・・ブレンド」
「飯は?」
「ううん、まだいい」
そう、私はいつもコーヒーと食事のオーダーは別でしている。
まずは安藤さんの淹れてくれた美味しいコーヒーをゆっくり飲んでからご飯を食べる。
まあ本音を言ってしまえば、少しでも長い時間お店にいたいから。
安藤さんの近くにいたいから。
それなのに・・今日は安藤さんの目の前で菊池くんとのご飯なんて喉を通らない。
実際は食べれば通るのだろうけど、気持ち的に通らないということで。
本当はゆっくりと1人でいつものように安藤さんを眺めながらお茶したかったな。
もう!何で人の後つけてきたりするのよ!
腹立たしさで一杯になった。



