相合い傘~俺様な彼と最悪な再会~【更新中】



「また…別れたことが悲しいの」


「え?」



驚いたように目を見張る光輝を見れない。


それでも涙を流しつつ、あたしは続ける。


「…もう慣れたけど。

 でも毎回フラれるってことは
 あたしが駄目だからなんだよ」


「……」


「それか…光輝が言う通り、
 あたしが相手を選ぶ目がないか」


「……」



光輝は何も言ってくれない。


そんなの当たり前だろ、とか頭の中で思っているのかもしれない。


まあ、今回のことはそう思われても仕方ない気がする。


本当に情けない姿を晒してしまった。


もう仕方ないから普通に振る舞うけど。


「どっちにしろ、あたしのせいだよね」


「……雫」


「もう止めよっかなー」



泣き顔にもかかわらず、明るく演じて。


あたしは校舎に寄りかかる。


空を見上げると、綺麗な青い冬空が広がっていて。


今のあたしの心には無性に染みた。


光輝がじっとこっちを見ているのが分かって俯く。


なんだか見せる顔がない気がしたから。


本当に……止めてしまおうか。