でも次に光輝に言われた言葉は。
あたしの胸に深く刺さった。
「なぁ……
お前らって本当に上手くいってるわけ?」
その言葉に背筋が凍りついた気がした。
いや、背筋だけじゃない。
顔の表情から足の指先まで、すべてが凍るような感じ。
光輝から言われたことは、あたしが気にしていることだった。
いつも考えているわけじゃない。
でも、心のどこかに引っ掛かっていた。
だからこそ、他人……しかもよりによって嫌いな光輝に言われたことが不快でならない。
「ねぇ……何なの?」
「……しず…」
「この間からずっと、
あたしのこと聞いてきてさ!
何がしたいのっ!?」
感情が高まっているせいか、声を荒くするのを止めることが出来ない。
もう我慢の限界だった。
本当にムカつく。
何も知らないくせに。
いきなりふらっと現れて、好き勝手言って。
かっこよければ何でも許されると思ってんの?
「いい加減にっ……!?」
あたしが言えたのはそこまでだった。
続きを言うことが出来ない。
なぜなら……フェンスと光輝の腕に捕らわれて逃げ場のないあたしに、光輝がキスをしてきたのだから。

