相合い傘~俺様な彼と最悪な再会~【更新中】



でも次に光輝に言われた言葉は。


あたしの胸に深く刺さった。


「なぁ……

 お前らって本当に上手くいってるわけ?」



その言葉に背筋が凍りついた気がした。


いや、背筋だけじゃない。


顔の表情から足の指先まで、すべてが凍るような感じ。


光輝から言われたことは、あたしが気にしていることだった。


いつも考えているわけじゃない。


でも、心のどこかに引っ掛かっていた。


だからこそ、他人……しかもよりによって嫌いな光輝に言われたことが不快でならない。


「ねぇ……何なの?」


「……しず…」


「この間からずっと、
 あたしのこと聞いてきてさ!

 何がしたいのっ!?」



感情が高まっているせいか、声を荒くするのを止めることが出来ない。


もう我慢の限界だった。


本当にムカつく。


何も知らないくせに。


いきなりふらっと現れて、好き勝手言って。


かっこよければ何でも許されると思ってんの?


「いい加減にっ……!?」



あたしが言えたのはそこまでだった。


続きを言うことが出来ない。


なぜなら……フェンスと光輝の腕に捕らわれて逃げ場のないあたしに、光輝がキスをしてきたのだから。