「……そうね。
あたしのお母さんイケメンに弱いもの。
それに幼馴染みのあんたなら
喜んで許可するかもね」
「褒め言葉として受け取っとくよ」
うっわ……うざ。
こいつの言葉にもだけど、にっこり笑った顔にちょっとだけドキッとした自分も嫌だ。
……本当にちょっとなんだからね。
でも……全然ダメだよね。
あたしのお母さんはもちろん、学校の担任も。
担任もきっと光輝のキラキラした笑顔にやられたんだろう。
もうちょっとちゃんとして欲しいと思う。
こうして迷惑してる人もいるわけだし。
まあ、こうなったことは仕方ない。
ダルそうに見上げれば、一向にあたしを解放するつもりがなさそうな光輝がいて。
そろそろ我慢の限界だったあたしは、不機嫌さを露にして光輝に言った。
「てか、そんなことどうでもいいからさ……」
「……何」
「今すぐどいて」
身動きが取れないこの体勢は、なんというか……気分が悪い。
もともと拘束とか好きじゃないんだって。

