「だけど…もう躊躇わない」
そう言って、あたしに目を向けた光輝。
真っ直ぐ見つめられて、目を逸らすことが許されなくなる。
じっと見つめ返していると、不意に彼の唇が動く。
「今回のことで嫌というほど
思い知らされたから」
「……?」
「もう…雫のことを手放したくない。
失うのはごめんだ」
「っ!」
ストレートな言葉に思わず顔を赤らめると、光輝はふっと優しく微笑んで。
あたしの頬をその大きくて温かい手で包む。
「雫……好きだよ」
あたしは…夢を見ているのかな。
あたしが好きだった光輝が告白してくれるなんて、都合のよすぎる夢なんじゃないか。
そう思うのに、頬を伝う涙の温かさが夢なんかじゃないことを示してる。
「あたしに……
復讐するって、言ってたのにっ…?」
「あれは口実だよ。
雫が嫌がることをするっていうのは
キスするための言い訳だし」
「じゃあ……」
「うん、本当はずっと昔から好きだった」

