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そして、あたしがやみくもに走ってたどり着いた場所は……小さな公園だった。
桜の木以外は特に目立ったものはないけれど…なんだか懐かしい。
上がった息を整えるために座り込むと、遠くの方から学校のチャイムの音が聞こえてきた。
聞き終えるとそっと立ち上がる。
そしてそのままあたしの足が向かった先は…小さな土管だった。
人が一人だけ通れるくらいの薄暗い土管の先に、何があるのか分かるはずもない……けど。
この公園からはなにかが見つかることは、来た時から感じていた。
「よいしょ…っと」
中に入ってみると意外に広い。
人が二人くらいは入れるかな?
じめじめとしているけれど、なんか落ち着く変な空間だった。
ふぅ…と小さくため息をつくと辺りを見回してみる。
そこで…ふとあたしの視界に入ったもの。
それを目にした瞬間、あたしは大きく目を見開いた。
心の底で、なにかが音を立てる。

