「本当に大変なことになったわね…」
「うん…だって海外に行っちゃうんだよ?」
もう…簡単に会えなくなる。
そう思うだけで心がずしん、と重くなる。
ご飯を食べる速度が格段に落ちていたものの、次の愛子の言葉によってそれは完全に停止した。
「もちろん…気持ちは伝えるんでしょ?」
「……は?」
食べていたウインナーを思わず落としてしまいそうになるほど、さらりと言った愛子の言葉は衝撃的だった。
告白?
あたしが……光輝に?
テンパっているあたしの隣、お弁当を横に置いてあたしに乗り出してくる愛子。
「は!?じゃあ、何…
もしかして告白しないつもをだったわけ?」
「あ、いや…なんというか…」
まったくそんなことは考えてなかったというか……。
なんて愛子に言えるはずもなく、あたしはただ狼狽えることしかできない。
光輝に告白なんて考えてなかったどころか…今でも想像ができない。
「雫…考えてなかったでしょ」
「うっ…」
「ったく……」

