光輝の言葉にほっとしている自分がいた。
よかった……。
光輝はちゃんとあたしの家にいるんだ。
一人で安心しているあたしをよそに、光輝は立ち上がってあたしのことを見下ろす。
「早く起きろよ。もう9時だぞ」
そう言われて夢だったのだと、再認識したものの。
やっぱり夢のことが心配になってきて。
気づけばあたしは……
「……光輝」
「え?」
部屋を出ていこうとする光輝の服の袖をぎゅっと掴んで、彼を引き止めていた。
いつもなら絶対に恥ずかしくてしないこと。
だから、顔を光輝の方に向けることができなかった。
でも……どうしても聞きたかったんだ。
あたしは光輝が少し赤く頬を染めていることに気づかずに、俯いたまま聞いた。
「あの…さ…」
「……何?」
「光輝って今はあたしの家にいるけど…
いつかは…
海外に帰っちゃうんだよね?」

