「はぁ…っ……ん…」
静かな部屋にあたしの甘ったるい声が響いて恥ずかしくなる。
それにさらにベッドが軋む音が拍車をかける。
朝からこんな刺激的なキス…耐えられるわけがない。
本当に自分勝手な人だ。
でも…そんな人に翻弄されて、キスされて……それでもまぁいっか、なんて思ってるあたしがどうかしてるのかもしれない。
やっぱり好きっていう気持ちは不思議だと思う。
これが知らない人にキスされていたら、きっとあたしは必死に抵抗しているはずだから。
光輝だからキスされたら嬉しいし、もっと触れてほしいとか思ってしまうんだ。
ゆっくりと時間をかけて行われたキスが、光輝によって終わりを告げる。
でも…それだけで終わらないのが光輝。
あたしが息を整えている間、まったく息を切らしていない光輝は余裕そうにあたしに顔を近づける。
うそ…ちょっとまだ……。
でも光輝が口にキスをしないと分かったのは、顔があたしの方を向いていなくて、下に向かっていたからだ。
だけど……
「あっ…」
光輝は意外なことにあたしの胸元に唇を当てたのだ。
予想外過ぎて、思わず声を上げるあたし。

