今日は日曜日。
本来ならゆっくり寝れるはずなんだけど……。
朝の6時という、いつも起きる時間にあたしは目が覚めた。
原因なんてもちろん一つしかない。
「起きたな」
「何をしてるの?」
一応にっこり笑って彼に言ったものの、内心ではかなりイライラしていた。
いくら好きだとしても、睡眠時間を奪われるといらっとする。
ギシッ……
光輝がベッドの上であたしに跨がっている状態で、さらに体重をかけてきたからベッドが軋んだ。
妙に耳についたその音に不覚にもドキッとしたけれど、冷静に光輝のことを見上げる。
彼は笑っていた。
それはもう本当に楽しそうに。
何かを企んだようなその笑顔に危ないと思いつつも、スリリングな感じを楽しんでいる自分がいた。
しばらくの間、部屋には沈黙が流れていたのだけれど不意に光輝がゆらりと動く。
その手があたしにゆっくりと伸びてきて頬に触れた時、体がぴくっと跳ねた。

