相合い傘~俺様な彼と最悪な再会~【更新中】



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「ふぅ……ここなら安心かな」



なんて呟きつつ、あたしは二人くらい座れるスペースのある土管の中に座り込んだ。


……そう。


あたしが来たのは朝に立ち寄った公園。


ここにある土管なら桜も見れるし、雨宿りもできると思ったから。


……まぁ、ここに来るまでがちょっと遠くて濡れちゃったけど。


どんよりとした曇り空を見上げる。


降っている雨はやみそうになくて、当分はここにいることになりそうだ。


そのまま空から目を逸らして、あたしは桜の木に目を向けた。


なんか……折角咲いたばかりなのに雨にうたれて可哀想。


でも、雨に濡れていてもやっぱり綺麗だ。


ずっと見つめているのに飽きない。


しばらく見つめていたあたしだったけれど、首が痛くなってきたからいったん下を向く。


そして、顔を上げて…


「…っ……」



一番最初に目に入ってきたそれに、あたしは目を逸らすことができなくなった。