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キーンコーンカーンコーン
最後の授業の終わりを告げるチャイムが鳴る。
「あーやっと終わったー!」
「さっき一緒に予習しといてよかったね」
「本当だよ!
まさか前に出て書かされるとは思わなかった」
たった今終わった英語の話をしながら、二人で廊下に教科書を片付けに行く。
ロッカーにちょうどしまい終わったところで、
「うっわ、最悪!」
愛子の心底嫌そうな声に顔をあげると、窓の外を見るようにジェスチャーをされた。
それにしたがって見ると…
「小雨降ってきてるし!」
「えー…嘘でしょ」
さっきまであんなに晴れていた空が一変して、どんよりとした厚い雲に覆われていた。
さらに最悪なことには雨まで降ってきたらしい。
「……ついてなさすぎ」
「とりあえず終礼始まるから戻ろ?」
「うん…」
そして、教室に戻って短い終礼を受けて。
愛子と一緒に教室を出る。
掃除の当番になっていなかったのがせめての救いだった。

