キーンコーンカーンコーン
予鈴が鳴り終わったのと同時に、
「ギリギリセー…フ!?」
今日に駆け込んだあたし。
思わず叫んでしまったのにも関わらず、教室の中はざわついていた。
どうやらまたHRは始まっていないようだ。
「雫、遅かったねー」
「ちょっとね…先生は?」
「担任は遅刻だってさ」
「はぁ?」
なんだ、急いできた意味ないじゃん!
まぁ……いっか。
普段から運動不足だし、たまには走るのもありかもね。
「でも今日4時間だから楽だわー」
「そうだね~」
あたし達の学校の修学旅行は、前半と後半に学年を分けて行くことになっている。
あたし達は前半だから早く帰ってきたけれど、後半のクラスは今日帰るからいつもより時間が短いんだ。
それにしても先生来ないな…。
「雫、この和文英訳どうなった?」
「う~んとね…」
最初は話していたあたし達だったけど、やることがなくなって、結局英語の予習をし始めたのだった。

