ぎゅっ…
窓に向かいかけていた光輝の腕を掴んで、ぎゅっと握っていた。
自分の無意識な行動に、はっと我に返って光輝を見ると…
「……雫?」
さっきよりも驚愕している光輝があたしのことを見下ろしていた。
「ぁ…や、これは……」
必死に言い訳を探そうとするけど、自分でも予想外だった行動に言い訳なんて言えるわけない。
たじたじのあたしをしばらく黙ったまま見ていた光輝だったけれど、
「きゃっ……」
不意にあたしの腕を引っ張って、あたしと一緒にベッドにごろん…と横になった。
「はぁ……お前、ほんとに何なの」
「こ、うき……?」
「いつもはそんなことしないくせに。
何で今日はそんなに素直なんだよ」
調子狂うだろ…と小さく呟いて手で顔を覆ってしまった彼の前、あたしはどうしたらいいか分からずにあたふたする。
「光輝…ご、ごめんね……?」
「…んで謝んだよ」
「こう…」
「―――触んな」
「っ!」

