「ゃ…めっ……ぁっ…」
「やだ、止めてあげない」
涙で滲んだ視界から捉えた彼の顔は本当に楽しそうに笑っていて。
こっちは必死で……本当にどうかなってしまいそうなのに余裕そうな彼が憎らしい。
本当にドSな人だ。
「お、ねがっ……ん…」
「無理だって。
……んな可愛い顔して鳴かれたら、
普通に止めたくても止めれなくなる」
そう言った光輝の顔は、珍しくもほんのりと赤かった。
それより……今、可愛いっていってくれた…?
でも、その嬉しさに浸る前に
「ふっ……」
再び唇をさらわれる。
胸に甘い刺激を与えられつつ、とろけそうなキスまでされて。
ギブアップ状態なのに、彼は一向に止めてくれる気配がない。
でも…あたしの体に触れたことがないくせに、感じやすいところを知っているのを見ると慣れているんだなぁ…と思った。
それと同時に、胸にちくっとした痛みが走る。
……って、なに考えてんだろ…あたし。
光輝はあたしのものじゃないのに…バカみたい。
でも…やっぱり好きなんだ。
伝えたくても、相手に嫌われてるのを知っているから伝えられない。
もどかしい気持ちを抱えつつ、あたしは幼い頃に光輝にしたことを後悔していた。
そして…ゆっくりと唇を離される。

