相合い傘~俺様な彼と最悪な再会~【更新中】



なんて俺様な発言なんだろう。


普通の人だったら絶対にナルシストだと思われて、ドン引きされるレベルだ。


でも、光輝が言っても違和感がないのはきっと彼がかっこいいから。


「ば、ばか……」



昔はあんなにメソメソしてたくせに。


なんで…こんなにかっこよくなっちゃってんのよ……。


もう負けてるどころか…どう接したらいいのかすら分からないじゃない。


こんなに心臓を動かしたら死んじゃうんじゃないか、ってくらいドキドキが最高潮になった時、スッと腰に回された手が放された。


逸らしていた目を光輝に向けると、悪戯な瞳に見つめられて。


思考回路が停止しかけた時だった。


「……さっきみたいに逃げねぇの?」



光輝のその言葉にはっとするあたし。


そうだ…あたし逃げなきゃなのにっ……!


そう気づいた時には……


「遅ぇよ」


「あっ……」