コツッ…コツッ……
え……?
部屋の中に何かの気配を感じて、目を見開く。
嘘……な、にかいる……?
そう認識した瞬間、一気に体に戦慄が走る。
そのせいか体は固まって動かなくなってしまった。
しかも、その足跡がだんだん近づいているのが分かる。
嘘だって……。
きっと…一人だから幻聴が起きてるだけなんだから。
それにさっき鍵はちゃんと閉めたし……。
ここは2階なんだよ?
そう思い込んで自分を安心させようと試みる。
だけど……
ギシッ…
というベッドの軋む音と、自分の上に何かが乗ってきたような重みに今までの自己暗示が一気に頭から消し飛んだ。
なに…これ……?
布団にくるまっているために、乗ってきた対象が分からない。
そしてついに…
「っ!!」
手らしきものが布団ごしにあたしの体に触れてきて。
それがあたしのくるまっている布団をぎゅっと握りしめた。
嘘、やだっ……!
そして、その手があたしの布団を剥ぎ取った時…
「きゃあああっ……んぐっ」

