「はぁ…」 深いため息をつく。 ため息をついているのは… あたしにとって、めずらしい遅刻のせいじゃない。 朝目覚めが悪かった…原因にある。 思い出すと、またイラッとするのは… 夢に出てきた…… 遠い昔のあいつのこと。 ―……… 詳しくは覚えていない。 確か…幼稚園くらいの時だった気がする。 早足で家に帰るあたしの後ろを、ちょこちょこ付いてくるあいつ。 …と思ったら…