「やっぱ怖いの…ダメなんじゃん」
「~~~~~っ」
図星過ぎる光輝の言葉。
反論したかったけれどできなかったのは、きっとそれもあるけれど……
呆れているくせに優しい声色の光輝に、安心してしまったことも理由の一つかな。
……そんなこと誰にも言えるわけないけど。
とりあえず…すごく安心したんだ。
だからかもしれない。
「……っ!」
思わず光輝が息を呑んでしまうくらい、大胆な行動に出てしまったのは。
だけど、不思議なことに恥ずかしくないんだ。
ぎゅっ…と光輝の体を抱き締める腕に力を入れると、
「……雫?」
頭上から光輝の戸惑ったような声が聞こえてきた。
「……と」
「え?」
照れながらも、勇気を出して言った言葉は光輝には聞こえなかったらしい。
聞き返してきた光輝に、顔を見られないように俯いて。
あたしはまた口を開いた。

