「どーしてこうなるのよぉおおっ!!」
「まぁまぁ」
集合場所からちょっと離れたところ。
大声で発狂しているのがあたしで、それをなだめているのが愛子だ。
近所迷惑もいいとこなんだけど、今のあたしにはそんなことを気にしている余裕なんてなかった。
さっき担任が発表していたことを再び思い出す。
「肝試しはペアの人と行ってもらいます!」
ここまでは普通によかったんだ。
問題はここから先だった。
「ただし、一人部屋の人は…
一人で行くか、一人部屋同士の人で
ペアを作ってまわって下さい」
それを聞いた時の衝撃といったらもう…とてもじゃないけど表現できない。
そもそも……
あたしがあの悪魔(光輝)と一緒にペアを組めるわけないでしょうがっ!!
あいつに頼む以前に弱味を握られるのが、本当に嫌なんだ。
「うあぁぁ…」
頭を抱えてその場にしゃがみ込むあたし。

