相合い傘~俺様な彼と最悪な再会~【更新中】



「こっちは桜が咲いてるんだね」


「うわぁ……」



思わず感嘆の声が漏れたのは、桜の花があまりにも綺麗だったから。


少し花びらが散り始めていて、それが海に落ちてピンク色を添えている。


あの公園ももうすぐ咲きそうだったし、帰る頃には咲いてるかな?


また楽しみが一つ増えて、なんだか嬉しくなる。


あれこれしているうちに、次の目的地に行くみたいで集合の合図がかかったからあたし達はバスに戻った。


そして、いろいろな観光地をまわって夕方6時くらいに着いたのはさっきの海からさほど遠くないホテルで。


青い海は今では夕日に照らされてオレンジ色に光り、さっきとはまた違う綺麗さだった。


「はし、全員いますね。

 じゃあ、私服に着替えて夕食にします」



あーあ、みんなはペアで一緒なのにあたしは一人部屋か……。


今日一日の疲れもあってか、少しテンションが下がる。


中入ると、そこは一人では十分すぎるくらいの広さの部屋だった。


なるべく一人でいたくなくて、早めに私服に着替えて愛子の部屋に向かう。