相合い傘~俺様な彼と最悪な再会~【更新中】



「じゃ…

あたし帰らなきゃいけないので。」


そう秋山君に笑いかけた。


笑いかけたけど、強ばって笑顔にならなかったかもしれない。


「待ってっ…」



くるりと背を向けて歩き出したあたしの背中に、秋山君の声が追いかけてきた。


それに気付かないふりをして、公園を出ようとした…


その時だった。


「―――――待てよ」


「…え……きゃっ」



いきなり変わった口調に驚いて、立ち止まろうとした時に腕を掴まれた。


そのまま強い力で引かれて、強制的に振り返らされた。


な、なに…?


ど…うしたの……?


だって…