相合い傘~俺様な彼と最悪な再会~【更新中】


そうこうしているうちに、季節は4月。


高2になってようやく日常のペースを掴み始めていた時だった。


「今日は修学旅行の部屋決めをしまーす」



担任のその言葉に、一気に周りが賑やかになる。


「雫、同じ部屋になろうね!」


「うん」



愛子だったら気を遣わないし楽だもんね。


「好きな人と2人ペアになってもらいます」



なんか今年はリッチだな。


ま、愛子とペアになればちょうどいいし問題はないけど。


「でも、その前に2人だけ
 1人の部屋になるから…
 くじを引いてもらいます」



なんて担任が言ったのは関係ないと思って、聞き流していた。


結局、愛子に言われてそのことに気づいたあたしは教卓にあるくじの入った箱に近づく。


そして、手を突っ込んで無造作にくじを掴むと自分の席に戻った。