相合い傘~俺様な彼と最悪な再会~【更新中】



「え、光輝?」


「うん」



そう、そこにいたのはあたしの幼馴染みの光輝だった。


いつものように女の子達に囲まれて、あたしには一切見せないような優しい笑顔を向けている。


「光輝がどうしたの?」


「何か思わない?」


「はあ?別に……」



すべてを見透かしていそうな愛子の瞳を直視できずに、また目を逸らすあたし。


別に、なんて言ってみたけれど。


本当は少しイライラしてる。


……本当に少しだけだからね。


でも、気のせいってことにしておくの。


気のせいだよ……きっと。


「気のせい……」



どうやらそう強く言い聞かせ過ぎたらしい。


気づけばあたしは心の中の声を口走っていた。


言ってからはっとするあたし。


でも、後悔してももう遅い。


そんなあたしの言葉を愛子が聞き逃すはずなんてなかった。