相合い傘~俺様な彼と最悪な再会~【更新中】



「……ねぇ」



いきなり手を掴まれて、体が大袈裟に見えるくらい跳ねた。


ビックリした……。


驚いて顔をあげると、そこにあったのは……愛子の何かを企んだような笑顔。


それを見てあたしがぎょっとしたのは言うまでもない。


この笑顔に嫌な予感しかしないのはもちろんのこと、それが光輝の顔と被ったからだ。


……うわ、あたしまた光輝のこと考えてる。


頭をブンブンと横に振ると、愛子にどうしたんだ、こいつ…というような目で見られた。


それが恥ずかしくて、愛子が掴んでいた手をさっと振り払って目を逸らす。


「な、何よ……」



すると今度はあたしの制服の端をくいっと引っ張って、愛子は言う。


「あれ……見てみなよ」


「……?」



不思議に思って、自分のお弁当の上に箸を置いてから愛子の視線の先を追う。


そして、その視線の先にいたのは……―――。