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「……素直になればいいのに」
4限が終わって、今は昼休み。
あたし達はいつものようにお弁当を広げて話していた。
今はあたしが愛子に相談に乗ってもらっているところだ。
………何の相談か?
そりゃあ……今朝のこととか、光輝に対するよく分かんない感情とか諸々かな。
……で、言われたのが素直になれっていうことだった。
でも、愛子の言った言葉に納得がいかなかったあたしはむっつりと言い返す。
「何に素直になるのよ」
「そりゃ、自分の気持ちにだよ」
「言っとくけど、あたしは……」
「はいはい」
まるであたしが光輝のことを好きだ、と思ってるかのように決めつけている愛子に反論しようとしたら…めんどくさそうに片付けられてしまった。
「いつかきっと認める時がくるわよ」
「……もう」
ここまでくるとため息しか出ない。
愛子を説得させるのは無理そうだし、このまま放っておこう。
そう思って、お弁当に入っている玉子焼きを口に含んだ時だった。

