でも、一番ドキドキするのは……
光輝からキスをされた時。
あの時は死んじゃうんじゃないか、ってくらい早くなる。
どうしちゃったのかな、あたし……。
そんなことをぼんやりと考えながら、ふと思う。
その前にあたし……
光輝のキス、拒んでたはず……だよね?
なのに、今は普通に受け入れてる。
……どうして?
植物から目を離して、今もなお水やりをしている彼のことを見つめる。
好きなんかじゃ…ない……。
というか、好きになっちゃいけないんだ。
だって、あたしは……
彼にとって復讐する対象者でしかないのだから……。
「……あれ」
「どした?」
「あ、いや……何でも」
自分で気づかないうちに漏らしていた声に、少しだけ驚きつつも胸のあたりをぎゅっと掴む。
胸が……痛い。
彼に恨まれている、と考えただけで胸がこんなにも痛くて苦しい。
この痛みは……なに?
分からないことだらけで嫌になる。
そして、それらの根源がほとんど光輝だということに…あたしは混乱しかけていた。

