「ふ、あぁぁ~…」
どうも、おはようございます。
朝から大きな欠伸をしているのは松原雫、確信犯です。
季節はまだまだ寒い冬。
だけど、2月ももう中旬に入りかけていた。
通学路には太陽の光でキラキラ光っている雪が残っている。
春にはまだちょっと遠いかな?
首にまいたマフラーに顔を埋めながら校舎内に入る。
そして、暖房の効いた教室に入るとあたしはふぅ…と息をはいた。
今日は11日か……。
あたし出席番号31番だから当たるな。
数学と英語の予習しとかなきゃ。
そう思って教科書を開いた時だった。
「雫~!!」
遠くから名前を呼ばれたのが分かって振り返る。
そこには……
「愛子!」
あたしのところに走ってくる愛子の姿があった。
あんなに一生懸命走ってどうしたんだろ?
あたしならいくら急ぎの用でも疲れるから走んないけどな…。
そんなどうでもいいことを考えつつ、愛子に向き直る。
するとキラキラした目で見つめられた。

