光輝があたしの耳元で甘く囁くからゾクッとする。
そして……なんと光輝はあたしの下着の中に手を入れてきたのだ。
胸にそっと光輝の手が触れて体がピクッと反応する。
さらに光輝は……あたしの耳を甘噛みしてきた。
もぉ……無理っ!!
「……ひゃっ」
光輝の舌があたしの耳に侵入してきたことに我慢できなくなったあたしは、とうとう声を漏らしてしまった。
目を開けるとそこにあったのは…意地悪そうに、そして満足そうに微笑む光輝の姿。
「やっぱり起きてんじゃん。
てか、あんなキスしたら
普通寝てるやつなら起きんだろ」
「へっ…変態!
いつまで触ってんのよ、バカ!」
胸に手を置いたままの光輝の手を弾く。
こいつ…寝てるのをいいことに、とんでもないことをして!
でも本人は懲りてないようだ。
むしろにこっと微笑まれていらっとする。
「そんな涙目で言われると
逆にそそられるんだけど?
てか、そんな女っぽい顔も声も出るなら
最初からそうしろよ」
なあああああっ!?
何なの、ほんっとにあり得ない!
反論しようと試みるあたし。
だけど……
「んっ……」
再び落とされたキスにそれは阻まれてしまった。

