君とのこと。

のんびりしてる間に
1限が終わり。
10分間の休み時間にぼうっと
廊下を見て…
あっ。光汰だ。

ジャージを着て、汗をかいてる
光汰は、体育の後。
こっち見てくれないかな〜。
って思う心とは裏腹に、
全くもって素通り。
みてくれるわけないか。って
次の授業の準備に取り掛かろうとしたとき
「ねえ!白井。
光汰みてたでしょ〜?」
「え!?笑ばれてます?」
川北に見つかった。
「バレバレだね。もう告っちゃえば
いいのに〜!LINEは続いてんの?」
「う〜ん。まあなんとか続いてるかな」
「ふ〜ん。まあ、あいつ
何考えてるか分かんないし、
冷たいしね〜。けどかっこいいよね!」
「ちょっと!!好きにならないでよ!」
「あははっ!白井本気になりすぎ!
私のかっこいいは、ただ単に顔が。
恋愛感情じゃないから笑
私の好きな人、白井だってしってるでしょ?」
「もう〜、焦らせないでよ!
うん。知ってます。頑張ろうね」
川北には、好きな人がいる。
それが私よりも厄介で、
その人には付き合ってる彼女がいる。
川北がずっとその人を
好きなことは、近くで見てきたし
めちゃくちゃ幸せに
なってほしいのに…
うーーーん。難しいなあ