私の恋は、期限つき

仕事が終わり、帰宅する。

お祖母ちゃんの家に行く前に、自分のアパートに帰る。

ほとんど、寝に帰るだけだから、シンプルな部屋だ。
部屋の色調もモノトーンでないが、グリーンとクリームイエローで彩られている。

ワンルームの室内にあるのは、ベッドとドレッサーにクローゼット。
PCと本棚があり、ちょっと女子力に欠ける仕事系の感じがする。
テレビはない。

お風呂場は、ユニット式で洗面所とトイレも一緒だ。

お風呂については、いつも祖母のとこでいただいてるから、一度も使ったことがなかったりする。


今更ながら、なんだか、少し殺風景な感じする。


ふぅ~
荷物を置いて、携帯を手にする。

電話する前に、一息つけようと冷蔵庫から水を取り出して一口飲む。


そして、手にした携帯で登録したばかりの番号に電話する。


呼び出し音を聞きながら、ドキドキしている。




3コールほどしたときに相手がでた。

「はい」

うわ~、この声って好きかも…
会社にかかってきたときは、いつも事務的なこともあったけど、ドキドキしすぎて意識がそんなむいてなかった。

「あ、安藤です。こんばんは。」

「こんばんは。」

なんだか、電話のむこうでクスリと笑われた感じがする。

「いまって、大丈夫ですか?」

「ん、大丈夫ですよ。」

ドキドキがいっぱいで、なんの会話をしたのかよくわかってない。

とりあえず、土曜日の約束の待ち合わせ場所と時間は、決まった。


これが、緊張なのね。

恋愛って、緊張するものなのね。