私の恋は、期限つき

「お祖母ちゃん。私…大我さんと結ばれたいの…」

私の言葉にお祖母ちゃんは、なんのことかわかったようだ。

「凜ちゃん。もしかして、それで苦しいの？」

お祖母ちゃんから言われて、ただ頷いた。

「そうなのね。ごめんなさいね。」

私には、お祖母ちゃんがなぜ謝っているのかわからず、お祖母ちゃんの顔を見つめてしまう。

「凜ちゃんを苦しめるつもりは、ないんだけど…
誕生日までの辛抱だからね。お返事も誕生日にって話しになってるんでしょう？」

理解が追い付けてないが、お祖母ちゃんの言ったことに対して頷く。

大我さんからのプロポーズの返事を私の誕生日まで待ってもらっているのだ。
それに対して申し訳ないと思うのだが、大我さんは、私のことを婚約者だと言ってくれて、受け入れること前提で付き合ってくれている。私も断るつもりないので、私の誕生日までってお互いの問題について向き合っているような期間という感じだ。

それだけでなく半年もの間、関係をもつことも、待ってもらっている。

経験のない私でさえ、もっと先の経験を感じたいと思ってしまうのだから、大我さんが我慢してると言ったのをどれほどの我慢なのか私には、計り知れない。
お互いに欲しているのに、かなわないのがなんともじれったいというか、もどかしいとでもいうか…って感じだ。