私の恋は、期限つき

私を抱きしめてくれる大我さんは、優しくて安心させてくれるんだけど、さっきブラの上から包まれた手の感触が残っていて、身体の芯から大我さんを求めるようなもっと私を触ってほしいとか思ってしまって、恥ずかしくなってしまった。

「た、たい…がさん…」

「はい」

「私…身体が変なんですけど…」

そう、なんだか疼くような身体に熱が籠もってしまってるような変な感じ、今までに経験したことのない感覚を感じていた。

「凜さん…そんな顔をしたら、ダメです。」

大我さんが、いつもより堅い口調でそう言うと、きつく抱きしめてきた。
大我さんに抱きしめられると、疼きもいくらか落ち着いてきたようで、安心して胸元に寄りかかった。



私の強張りが抜けたのがわかったのか、抱きしめていた力を緩めて、軽くキスをしてきた。

「いまは、これで我慢してくださいね。私も我慢してますから、一緒ですよ。」

そう言って飲み物を取りに大我さんが、離れてしまうとなんとなく寂しく思ってしまった。


怖い気持ちもあるけど、離れたくなくてもっとと求めてしまう気持ちもある。
大我さんとならこのまま流されてしまってもよいと思うのに、大我さんにもなにかしら、都合があるようでなんとも言えない気持ちになってしまった。


大我さん、我慢してると言ってた…