私の恋は、期限つき

「お許しをいただくまで、そういったことは、できませんからね。」

そんなことを大我さんが言う。
お許しと言えば、お母さんは、大我さんとそんな関係になってよいと言ってた。

お許しもなにも、そう言いながら大我さんが、セーブしてくれていることが伝わる。

初めてだから、怖いって気持ちもあるけど、初めては、大我さんが、よい!
大人な大我さんは、私を相手しなくてもそんなことに困らないのか、私じゃそこまでの気にならないのか…

ベッドを目の前にしたときのように誘われたら、私なんか簡単に陥落しちゃうわよね。
だって、大好きな大我さんが、誘ってきたら拒みきれそうにない。
さっきなんか、どうしてよいかわからなかったけど、大我さんが、その気だったなら流されていたんじゃないかと思ってしまう。


この半年近くの間にそんなことにならなかったのが、不思議なのか、私に合わせてくれてるだけなのか…
初めてだってわかっていて、さっきなんか、からかわれてる?
思うところは、いろいろとあるんだけど…



大我さんにリビングへと連れていかれて、一緒にDVDを観る。

借りてきたのは、一人なら絶対に観ないだろうホラーもの。


始まる前からもう、大我さんの腕にしがみついてしまっている。