「はぁ?魔法少女?なれるわけねーだろ 」

夢「なれるもん!!」

「むりむーりwwばっかみてー」



夢「お母さん…ほんとに無理なのかな…」

お母さん「夢が信じていれば…夢は必ず叶うのよ。だから…」



中学三年の夏私はある田舎の学校に転校してきた

笹原夢(ささはらゆめ)

私の夢は…魔法少女になること!!

なんて…小さいころから
馬鹿にされていたけれど
今でも諦められない…


夢「うええっ!なにこれ…一面畑…」


東京ならこんなのなかったのにな


夢「お母さんー!帰ろうよ…無理だよこんなとこ」

お母さん「何言ってんのー。もう家も借りたんだからいまさら帰れないわよ」

夢「なら、私だけでも帰る!」

お母さん「はぁ…東京に身寄りなんていないでしょ」

夢「ひとりぐらしっ!」

お母さん「あなた中学三年なんだから。バイトとかできないのよ。どうやってくのよ。」

夢「えっ…えーーっと…ぼ、募金とかっ!」

お母さん「無理に決まってるでしょ」

夢「もーーーうっ!こんなとこ住めないしっ!」

お母さん「そのうちなれるわよ…」


なれる…?そんなこと絶対にありえない