切れかけの赤い糸

ぷつり、ぷつり、床には無惨にも引きちぎられた糸が散らばっている。

『もう、さくらちゃん。やめなよ。そんなことしてもどーにもならんよ。』
そう言うのはもう10年近く一緒にいる香織ちゃんだ。
香織ちゃんはおとなしいけど、いつも友達思いでやさしい。『そーだよ。さくちゃん、』
そう言うのは瑠奈だ。
瑠奈は中学からの友達だけど、とても気が合う。頭がよくてとってもかわいい。


そして、ここは放課後、美術部の部室。