夜、家に戻りふとスマホを見ると未読

が50を超えていた。これほど未読を貯めた

ことのない俺にとってはスクリーンショッ

トでも撮りたくなる現象だった。


「なんか、すごい量のメッセージ来てるみたいよ?鳴りっぱなしー」

そういうことも今までの生活には無かった

な。数あるメッセージの中で、一つに個人

的に送られているメッセージがあった。


ポチポチ…


▶『先生、相談があります(´・ω・`)』


そこには祐佳からのメッセージがあっ

た。今後は職業は伏せよう、そう誓った夜

であった。淡い期待が色味を帯び始めた瞬

間だった。

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