それからはいつもどおり、ふたつめの曲がり角まで一緒に帰った 《なっちゃん、じゃあね》 《しーくん、バイバイ》 しーくんの右肩ケガは跡が残ってしまった 《なっちゃんを守れてよかった。これは男の証だよ》 と言ってくれるしーくんは私のヒーローとなった