・・・・・・。 こんなに・・・ ちゃんと考えてる子、初めて見た・・・。 こんなに真剣なのに、 邪魔したら駄目だよ。 「愛歌、帰ろ」 あたしは、椅子をガタッと音を立てながら、立ち上がった。 「ぇッ、ぅ・・・うん」 一瞬、ユキちゃんの友達の・・・ エリと呼ばれた子が、あたしを見た気がしたケド、 気にしないでマックを出た。 「とりあえず、様子だけは、見ておこうね」 愛歌が声を掛けて来たケド、 返事はしないで、首だけを縦に振った。 * * *