オトナチック

「一体何なのよ…」

スカートのポケットからスマートフォンを取り出すと、時間の確認をした。

春雨スープができあがる時間は3分である。

画面をタップして、電話かメールがきていないかの確認をする。

登録外着信拒否に設定してあるとは言え、安心できるかどうかと言えば話は別だ。

もしかしたら私の友達に頼んで電話かメールをしてくるかも知れない。

「よかった、まだきていない…」

呟いた後、スマートフォンをデスクに置いた。

コンビニの袋から納豆巻きを取り出すと、ビニールを破いて口に入れた。

今日辺りに友達にもちゃんと事情を説明しよう。

3分経った春雨スープのふたを開けて食べようとした時、
「今から食事か?」

隣から聞こえた声に視線を向けると、杉下くんだった。