オトナチック

「――杉下、くん…?」

これは、私の夢?

それとも、都合のいい幻だろうか?

杉下くんの顔を見つめていたら、
「隣、座らせてもらうぞ」

そう言って杉下くんが私の隣にしゃがんだ。

私は杉下くんから目をそらした。

「なあ、高浜」

杉下くんが私の名前を呼んだ。

「さっきの話、本当か?」

そう聞いてきた杉下くんに、私は答えることができなかった。

「黙ってちゃわからない。

全部話せとまでは言わないけれど、ウソか本当かどうかくらいは教えてくれ」

続けて言ってきた杉下くんに、
「――本当、だよ…」

私は答えた。